★ 2000年 流星群カレンダー ★
2000年の主な流星群について以下にまとめましたので、参考にしてください。 |
1月4日 14:00 ★ しぶんぎ座流星群極大 ★ <おすすめ> 極大時出現数:1時間に10個 別名はりゅう座ι(イオタ)流星群。(ちなみに「しぶんぎ座」という星座は現在はありません) この流星群は、出現がわりと安定している、いわゆる「3大流星群」の一つです。輻射点は北斗七星の柄の先あたりです。 母彗星はマックホルツ第一彗星。 去年は満月に近い月が出ていましたが、今年は月明かりに邪魔されません。しかしながら、この流星群が活発な活動を見せるのは極大時間前後の数時間のみ。今年はそれが昼間にあたっているために、辛いかもしれません。 |
4月22日 7:00 こと座流星群極大 極大時出現数:1時間に6個 3大流星群に比べたら、だいぶ見える数は少ないながらも、そこそこ見えます。 たまに通常の5倍から10倍の突発大出現をすることがあるようです。1980年、1982年、1991年にあったそうで、今年はどうでしょうか。ちなみに、1999年は天気が悪く、しかも突発なしでした。 母彗星は、サッチャー彗星。 今年は月も明るく、条件は悪いです。 |
5月6日 2:00 みずがめ座η(エータ)流星群極大 極大時出現数:1時間に8個 かの有名なハレー彗星が母彗星。 そこそこ見えるはずです。 昨年とは逆に、月の影響は受けませんので条件はとてもいいです。もっとも、みずがめ座自体が東の地平線から昇ってくるのが深夜2時ごろですので、夜更かしできないと観測できません。 |
7月29日 ★ みずがめ座δ(デルタ)流星群極大 ★ <おすすめ> 極大時出現数:1時間に8個 この流星群は、7月下旬から8月上旬まで見る事ができます。極大日にこだわらず、この前後で都合のいい日に見ましょう。 極大日は、月明かりに邪魔されにくく、条件がいいです。 この時期のみずがめ座は、21時ごろから東の地平線上に見えます。 ちなみに、なぜこの流星群がおすすめかというと、7月26日にリニアー彗星が近日点を通過するからです。この彗星も一緒に見れば一石二鳥。29日には西の空でおとめ座と北斗七星との間に2〜3等級の明るさで見えるはずです。双眼鏡を使って見ましょう。 |
8月12日 19:00 ★ ペルセウス座流星群極大 ★ <おすすめ> 極大時出現数:1時間に30個 3大流星群の一つです。母彗星はスイフト=タットル彗星。 月が満月に近く、しかもそれが3時ごろまで沈みません。条件がとても悪いのが非常に残念です。 去年は条件が良かったため、私は気合いを入れて観測しようとしたのですが、天候が悪く、シオシオのパアでした。 |
10月8日 10:00 ジャコビニ流星群極大 極大時出現数:1時間に1個 別名:りゅう座γ(ガンマ)流星群。母彗星は、ジャコビニ=チンナー彗星です。 アストロ球団でお馴染みの流星群ですね。1998年は13年ぶりに母彗星が戻ってきたのでたくさん観測されたそうですが、今年も昨年同様、大出現する可能性は殆どありません。 しかし、1999年は極大日翌日に小規模な発生があったそうですので、どうなるかはわかりません。 ちなみに、次回ピークは2011年です。 |
10月21日 4:00 オリオン座流星群極大 極大時出現数:1時間に15個 母彗星はハレー彗星。極大日前後数日間は同じくらい出現するそうです。 去年は月が沈んでから、そこそこ見えました。 0時ごろから半月よりもやや細めの月が昇ってきてしまいます。27日ならば新月なのですが・・・ |
11月3日 5:00 おうし座南流星群極大 極大時出現数:1時間に3個 母彗星はエンケ彗星。 ちょっとだけ見えます。 ちなみにこの日、半月に近い月が、地球から最も遠くなります。40万4378km。・・・と言われても、全然ピンとこない数字ですけど。 |
11月上旬 おうし座北流星群極大 極大時出現数:1時間に3個 母彗星はエンケ彗星。 おうし座南流星群同様、ちょっとだけ見えます。火球も多いとのこと。 満月なので、大変つらいです。 |
11月17日 17:00 ★ しし座流星群極大 ★ <おすすめ> 極大時出現数:1時間に60個 母彗星はテンペル=タットル彗星。 1999年は33年ぶりの流星雨の可能性がありました。またしてもヨーロッパでたくさん見えたようです。1時間に500個近く見えるなんて、ずるいですね。日本ではどうかというと、1999年の12月18日はあいにくの天気でしたが、19日は活発な出現が見られました。 2000年は流星雨とまではいきません。日本ではしし座が東の地平線から昇ってくるのが0時ごろですから、極大時間の17時の時点では、輻射点は遥か地平線下にあることになります。アメリカで好条件だそうです。残念。 (なお、スカイウォッチャー誌によると極大時間は11月17日の15時となっています) しかも、半月に近い月がしし座のやや上に陣取っているため、条件は悪いです。 2001年に活発な活動を日本で見せるという研究者もいるとのこと。そちらに期待したいところです。 |
12月14日 9:00 ★ ふたご座流星群極大 ★ <おすすめ> 極大時出現数:1時間に20個 3大流星群の一つです。母彗星(母天体)は 小惑星パエトン。 個人的には、毎年天候がどうにかなり、それなりの数が見えるので、印象がいい流星群です。 しかし、今年の月は満月の2日後ですから、比較敵明るいです。それがふたご座のすぐ近くにありますので、条件は非常に悪いです。 |
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