我が征くは星屑の大海

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今日のひとこと
土井さんが着た宇宙服は130キログラムもあるそうです。地上ではとても歩けませんね。


(最終更新日:99.03.06)

1999年 流星群ミニメモ

今年の主な流星群について以下にまとめましたので、参考にしてください。
この中でお勧めなのは、比較的安定して明るい「3大流星群」(しぶんぎ座流星群ペルセウス座流星群ふたご座流星群)と、流星雨の可能性があるしし座流星群です。オリオン座流星群もそこそこ見えるそうなのですが、今年は条件が悪いです。
昨年のペルセウス座流星群では、マイナス10等以上の大変明るい月が出ていて、流星がほとんど見えずに泣かされました。
そんなわけで、流星観測に対する月の影響は絶大なので、月がどの程度見られるのかの情報も付加してあります。
(参考文献:天文手帳1999年版、天文年鑑1999年度版)

1月4日 12:00
しぶんぎ座流星群極大 <おすすめ>

極大時出現数:1時間に20個
別名はりゅう座ι(イオタ)流星群。この流星群は、出現がわりと安定している、いわゆる「3大流星群」の一つです。輻射点は北斗七星の柄の先あたりです。
母彗星はマックホルツ第一彗星。
ところが、今年は満月に近い月が一晩中出ているので、かなり観測はしづらくて残念です。ちなみに私は観ませんでした。

4月23日 1:00
こと座流星群極大
極大時出現数:1時間に8個
3大流星群に比べたら、だいぶ見える数は少ないながらも、そこそこ見えます。
たまに通常の5倍から10倍の突発大出現をすることがあるようです。1980年、1982年、1991年にあったそうで、今年はどうでしょうか。
母彗星は、サッチャー彗星。
半月(上弦)が0時42分に沈むので、観測は十分に可能です。

5月6日 0:00
みずがめ座η(エータ)流星群極大
極大時出現数:1時間に6個
かの有名なハレー彗星が母彗星。
そこそこ見えるはずではありますが、明るい月が一晩中出ているので、非常に観測はしづらいです。

7月30日
みずがめ座δ(デルタ)流星群極大
極大時出現数:1時間に4個
ちょっとしか見えないのに加えて、これまた満月に近い月が一晩中出ています。観測はしづらいです。
ちなみにこの日の2日前には部分月食があります。

8月13日 3:00
ペルセウス座流星群極大 <おすすめ>

極大時出現数:1時間に50個
3大流星群の一つです。母彗星はスイフト=タットル彗星。
月は新月に近く、しかも20時までに沈むので、条件はかなり良いです。
ぜひ見に行きましょう。夏の夜はそれほど寒くなくて良いですし。

10月9日 10:00
ジャコビニ流星群極大
極大時出現数:1時間に1個
別名:りゅう座γ(ガンマ)流星群。母彗星は、ジャコビニ=チンナー彗星です。
アストロ球団でお馴染みの流星群ですね。昨年は13年ぶりにたくさん観測されたそうですが、今年はダメだと予想されています。
新月なので、観測条件はいいのですが。でもひょっとして・・・?
ちなみに、次回ピークは2011年です。そんなに待てない?

10月21日 22:00
オリオン座流星群極大
極大時出現数:1時間に10個
母彗星はハレー彗星。極大日前後数日間は同じくらい出現するそうです。
そこそこ見えるはずですが、月は明るく、1時27分まで沈まないので、観測条件はいまいちです。

11月6日 22:45
おうし座南流星群極大
極大時出現数:1時間に3個
母彗星はエンケ彗星。
ちょっとだけ見えます。
新月に近く、何よりも、夜は月が出てこないので、条件はいいです。

11月11日 19:40
おうし座北流星群極大
極大時出現数:1時間に3個
母彗星はエンケ彗星。
おうし座南流星群同様、ちょっとだけ見えます。火球も多いとのこと。
新月に近いです。ちなみに、この日の月は地球から最も遠く、その距離は406216kmとなります。

11月18日 14:00
しし座流星群極大 <おすすめ>

極大時出現数:1時間に120個
98年は33年ぶりの流星雨が出現するかと期待されましたが、前評判の割にイマイチでした。極大予定時刻がズレて、ヨーロッパでたくさん見えたようですね。母彗星はテンペル=タットル彗星。
99年はどうかというと、残念ながら月は割と明るいです。沈むのが0時12分なので、それ以降なら観測OKです。ちなみに日の出は6時19分です。
流星雨になる可能性はこの年もまだありますから、ちょっぴり期待して行くべし!
でも、極大予定時刻は真っ昼間・・・。
まあ、予定時刻は得てしてズレるものなので(最大20時間ほど)、うまいことズレてヒットすればよいのですが。

12月14日 20:00
ふたご座流星群極大 <おすすめ>

極大時出現数:1時間に60個
3大流星群の一つです。母彗星(母天体)は 小惑星パエトン。
月は半月よりは暗いです。そして、21時過ぎには沈みますので、観測は十分可能です。この時期は夜が長いので、長時間観測できます。98年は期待していなかった割に、なかなかよかったです。
ちなみにふたご座流星群は将来的には軌道がだんだんずれてきて、いずれは流星が見えなくなってしまうそうです。


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