まずい食べ物を食べるの巻


昼行灯こと木下健太郎さんからメールが届きました。

>いつもホームページ楽しく見させていただいています。
>実は今日オーストラリアから帰ってきた先輩がオレンジコーヒー
>なみにまずいお土産を持ってきてくれたので、ぜひのーべーさんに
>食べてもらいたいと思い・・・

ベジマイト

というわけで、木下健太郎さんは、ご親切にその食べ物を送ってくださいました。

開けてみると、KRAFT社の「ベジマイト」という食べ物が入っていました。

ベジマイト

クラッカーと、チョコみたいな黒っぽいペーストのセットです。
黒いペーストをクラッカーに塗って食べるのでしょう。
別にまずそうには見えないんですけどねぇ・・・

とりあえず食べてみましょうか。
まずは、おそらくペースト塗り用と思われる赤いヘラを使って、クラッカーにこのペーストを塗ってみます。

ベジマイト

このペーストは、一見、チョコレートに見えるのですが、ニオイを嗅いでみると、全然予想と違う臭いがします。なんとなく日本の佃煮とかイカの塩辛みたいな臭い。なんじゃこりゃ!

なお、木下健太郎さんからは、たっぷりと塗るように指示されていたので、仕方なく念入りに塗ります。

さあ、食べてみましょう。
下の写真は友人の春巻先生。さあ、いってみよう、パクリ

・・・ん?


おぇッ!!

春巻先生、マジ顔でリバース直前!!

ごぼっ


木下健太郎さんの話では、
>それを食べてみたところ、果実系のすっぱさと予想外の塩辛さ、
>強烈なにおいで涙目になってしまいました。

はい、確かにまずいです!
チョコみたいに見えるのに、甘いどころか、常識を無視して猛烈にしょっぱいのです。
非常に味が濃く、臭みが口の中を縦横無尽に走り回ります。

これを食べた友人どもは、
「本当にまずい」
「アメリカのゴムの臭いがする」
「中華調味料の凄く濃いやつみたいな味」
「かんべんしろよ、このまったりした味」
などと、怒りの大絶賛(?)が起こりました。


再び、木下健太郎さんの話。
>ですが先輩の話によると、オーストラリア人の90%の人が好きなのだそうです・・・。

ま、マジすか?
オーストラリア人はアメリカ人並みに味覚が鈍いんでしょうか?
で、ちょいと調べてみると、オーストラリアでは現実にあのペーストを愛用しているようです。巨大なペースト瓶を買い、トーストに塗っているみたいです。
ビタミンBがたっぷり含まれた健康食品だそうですが、健康になる前に高血圧になっちゃいそうです。

ちなみに、どこぞのホームページに、以下のエピソードが載っていました。

オーストラリアの代表的歌手、オリビア・ニュートンジョンが久々に帰国したときに、報道陣に帰国の理由を質問されたオリビアの答えは”I ran out of Vegemate.”(ベジマイトがなくなったからよ。)




さて、木下健太郎さんには、おかえしにとっておきのまずいお菓子を差し上げます。

そのブツは、ドリアンキャンディです。

ドリアンキャンディ

これは、友人のときわさんがウチに遊びに来たときに持ってきてくれたものなのですが、まずいんだ、これがまた。
ドリアン風味ですから、プロパンガスのような臭いがします。
私は、初めて口の中に入れたら、吐きそうになりました。
ドリアンキャンディをなめている人と会話すると、凶悪なドリアンガス攻撃を受けるので、「帰れ、お前!」と叫びたくなります。
というか、私の家でドリアンキャンディの袋を開くな!と言いたいです。

罰ゲームに使ってしまって、少ししか残っていないのですが、木下健太郎さんにはこのドリアンキャンディを何個か送りますので、もらってください。
まずいからといって、くれぐれも、私のところに送り返さないように。



今回の結論;
 私のイメージ:「オーストラリアは、コアラとベジマイトの国」



  2002/10/29 no-be-