弁償金100億万円!

弁償金100億万円!


※2003/11/24 BuChiさんの報告を追記しました。

子供のころ、
「弁償金100億万円よーこせ!」
などと、訳の分からない単位の言葉を喋っている子供はいませんでしたか?
子供ならともかく、大人になってからそんな単位を使っては笑われてしまいますよね。

さて、先日、三重県にある「日本サンショウウオセンター」という所に行ってきました。(なぜそんな場所に行ったのかは聞かないでください)
そこには、両生類の進化に関するパネルがありました。

日本サンショウウオセンターのパネル

と、このように、サンショウウオがどのように進化していったかが書いてある、何の変哲もないパネルなのですが、この説明文の一部に、妙にひっかかる箇所がありました。

日本サンショウウオセンターのパネル拡大


中央を見てください。
「約3億 年前頃に陸上ではじめて」
という表記があると思います。
なぜか「約3億」「年前」の間が不自然に1文字分空いていますね。
なぜスペースが空いているのか疑問に思ってよく見ると、最初は他の文字同様に何か文字が貼り付けられていて、あとからはがした形跡がありました。
よく見ると、はがした漢字は「万」でした。
つまり、最初は「3億万年前」と書いてあったのです。
・・・子供かいっ!!!(笑)

ところで3億万年といったら、ちゃんとした単位に直すと3兆年前のことです。だとすると・・・
地球ができたのは46億年前ですし、それどころか、この宇宙が生まれたきっかけであるビッグバンは100億年前から200億年前だといいます。
なんと、両生類は宇宙の誕生より遥か昔に地上にいたことになるわけで、こうなるともう、別の次元から来た生物ということになっちゃいますね。なんじゃこりゃ。



今回の結論;
 みせしめに日本サンショウウオセンターの住所を公開します。三重県名張市赤目町長坂白岩。電話番号は0595-64-2695です。ちなみに入場料は大人300円。もし行ったら、このみっともないパネルを確認してください。




<2003.11.24追記>

BuChiさんからの報告

BuChiさんが日本サンショウウオセンターのHPを見ていたところ、恐るべき誤植を発見したそうです。
このページのオオサンショウウオの写真の横に、オオサンショウウオの大きさが書いてあるのですが、これがまたデカいのよ。

日本サンショウウオセンターのHP

”全長 500〜1200m”!?!?

いくらオオサンショウウオでも
そこまででかくはならないと思われます。

普段なら、単なるミスタイプと流してしまうのですが、
貴HPの”弁償金100億万円!”があっただけに、
見逃す気持になれませんでした。
誰かに言いたくて仕方なくなってしまったので、
思い切ってメールをさせていただきました。

これはスクープですね!
サンショウウオが最低でも500mあるという解説は実に衝撃的です。怪獣以外の何者でもありませんね。
しかし500mもあったら、さしものウルトラマンAでも勝てないでしょう。


で、BuChiさんは実際にサンショウウオセンターに行って来たそうです。


先週土曜日に予定通りサンショウウオセンターへ行って参りました。
サンショウウオのたぐいってあんなに種類がいるんだなぁ・・・と
意外に感動的でした。(笑)
それから、
3億(万)年・・・
ちゃんと健在でしたので報告させて頂きます。(添付証拠写真)


看板はやはり・・・


おお、健在、健在。やはり変わっていませんでした。
しかしまぁ、日本サンショウウオセンターは数字にとても弱いようですね。

今回の結論2;
 「しかし500mもあったら、さしものウルトラマンAでも勝てないでしょう」などと書いてみたものの、なんでウルトラマンAが出てくるのか誰も判らないような気がしてきました。えーと、ハンザキランというサンショウウオの怪獣(超獣)がウルトラマンAに出てきて・・・。えーと、そのー、マイナーすぎて反省しております
<追加トリビア>
“ハンザキ”とは、オオサンショウウオの別名です。…真っ二つに裂いてもまだ生きている事からこの名がついたそうです。

今回の結論3;
 今回の更新の際、ドサクサにまぎれて一部の数字を修正しました。れおりな@る〜なてぃあさんが指摘してくれたのですが、「3億万年は3兆年」のくだりの計算が1桁間違っていたみたいです。結局、数字に弱いのは私の方でした(泣)。



  2000/2/14 no-be-