旅行で沖縄に行くことになりました。 実は私には、この旅行でぜひ行きたいところがありました。 そこは那覇にある「漫湖」。 その読み方についてはズバリ音読みで、口に出すのがはばかられる、と思ったなら、それで正解です。 そもそも、漫湖とは、沖縄県那覇市と豊見城市にまたがる干潟です。 ラムサール条約の登録湿地であり、国設鳥獣保護区だということです。 ![]() 貴重な沖縄旅行の時間をわざわざこんな場所に行く事に割くとは、なんかアホそのもののような気もしますが、いやいや、ここは学術的な意味もある重要なスポットなのです。 なにしろここはラムサールなんとかでなんかの保護区とかそんな凄い場所ですからね。 というわけで、漫湖目指して突撃したのでありました。 なお、今回は小学校低学年をモデルにしたバーチャル人格である「太郎君」による夏休みの日記を併記しております。 漫湖を航空写真で見るとこんな感じ。 ![]() 太郎君(小学校低学年)の日記 「しゃしんでみた漫湖のかたちは、ワレメみたいでした」 で、実際に行ってみました。 これが漫湖です。 ![]() 干潟もあり、野鳥や干潟に生息する生物の観察ができるところです(特に干潮時)。 太郎君の日記 「ほんものの漫湖をじっくりかんさつしました。こんどはかんちょうもみてみたい」 ちなみに漫湖は名前に「湖」が書かれているものの、湖ではなく、湿地帯のことを言います。 また、周りにはマングローブが生い茂っています。 太郎君の日記 「漫湖はしめっていて、まわりにマンなんとかがボワボワはえていました」 できれば、近くまで行って湖水に触れたりしたかったのですが、残念ながら時間がなくて岸辺までは行けませんでした。 太郎君の日記 「漫湖をじかにさわりたかったけど、できなくてざんねんでした」 ネットで検索すると、漫湖のマングローブが異常繁殖し問題となっているようです。そしてその根元にからむゴミで悪臭がするとか・・・ 現在は改善されたものの、かつて漫湖は生活排水などの汚染で、昭和61年の水質が全国ワースト5だったそうです。 実際に行って見ましたが、確かにあちこちゴミが投棄されていました。でも、悪臭はしませんでした。 ![]() 太郎君の日記 「ぼくがみた漫湖はよごれていましたが、そんなにくさくはなかったです」 なお、環境省は漫湖の近くに「漫湖水鳥・湿地センター」を設置しています。 いわば、小中学生を対象とした児童会館みたいなところです。 ![]() ここのHPを見ると、 「漫湖ってなに?」という解説や 「漫湖のようす」などが載っております。 この「漫湖水鳥・湿地センター」にも(わざわざタクシーに乗って)実際に行ってきました。 タクシーの運転手に行き先を伝えると、観光旅行者がわざわざ行くようなところではないそうで、 かなり怪訝そうな顔をされました。そればかりか「そんなところに行ってもしょうがないよ。首里城とか行ったらどう?」と、 もっと良い観光スポットを推薦してくれましたが、断固とした決意で例のアソコへ行きたいと主張。 ![]() 太郎君の日記 「漫湖のことをくわしくおしえてくれるところがあったので、いきました」 漫湖水鳥・湿地センターでは、「今の漫湖のようす」と題して、カメラでライブ映像を見ることができます。 (右上のスクリーンが壊れていますが、予算の都合でなかなか修理できないとか。漫湖をじっくり見たい人はきっと多いと思いますので、環境省はぜひとも修理する予算をあげてください) ![]() 太郎君の日記 「漫湖をカメラでさつえいしていたので、それをだいがめんでみました。はくりょくがあった」 ちなみにこちらは、漫湖水鳥・湿地センターのパネルの一部。 ![]() 太郎君の日記 「ぼくも漫湖をおうえんします!」 そして最後に、漫湖水鳥・湿地センターで見たチラシ。 漫湖を題材にした、絵画コンクールがあるようです。 子供たちが漫湖に興味・関心を持つ事を願い、すでに開催5回目。 ![]() 太郎君の日記 「ぼくも漫湖をみてしゃせいしようとおもいます」 ちなみに裏面には漫湖作文コンクールについて書かれていました。 漫湖に係わる体験を通じて感じた事を内容とする、漫湖ふれあい行事だそうです。 ![]() こうして色々と見てきましたが、なかなか深いですねぇ。漫湖って。 ※今回は下品な記事にするつもりは全くなく、淡々と事実のみを紹介するつもりでしたが、扱う名称の関係上、私の意志に反して結果的にオゲレツな記事になってしまったことを深くお詫び申し上げます。 今回の結論; 沖縄には、他に「いんぶビーチ」という海岸もあるようで、侮れません。 |
2007/9/11 no-be-