衝撃が走りました。 その朝、私は「こち亀」の両津になっていたのです。 すなわち、私が洗面所の鏡を覗くと、左右の眉毛がつながっていたのです。 「な、なんで!?} 私はわけがわからず、キツネにつままれたような気持ちになりました。 よく見ると、眉毛が増えたわけではなく、黒い靴墨のようなものが眉間に塗られていたのです。それで眉毛がつながっているように見えたというわけです。 誰かが私の部屋に侵入して、眉間にタミヤカラーのブラックか何かを塗ったのでしょうか? いや、そんなはずは・・・ そして、私が部屋に戻って現場を調べると、全てが明らかになりました。 「こ、こいつが犯人か!」 ※さて、ここで読者諸君に問題。みなさんは、犯人がおわかりでしょうか? 次のうち、犯人を選んでください。 (1)隣の皮膚科の先生 (2)近くのノラ猫 (3)西武LOFTの袋 ・・・って、大した問題でもないので、どんどん次に進みます。 <解答編> ウチの隣は皮膚科です。 で、そこの先生とは親しいのですが、さすがに私の家に勝手に入って来たりはしません。 ノラ猫もあまり見かけません。 大体、ちゃんとドアにも窓にも鍵はかかっていましたから、侵入されることはありません。 というわけで、(1)も(2)も違います。 さて、この日、私は部屋の壁際に布団を敷いておリ、それに加えて枕のすぐ横にLOFTの袋を置いたまま眠っていました。 ![]() この日の私は非常に寝相が悪かったらしく、このLOFTの袋に顔を押し付けて寝ていたようです。 そうしたら、私の眉間が袋のFの部分に長時間密着し、熱と汗と顔の油でインクが溶け、眉間にくっついたものと思われます。 確かにこの日はちょっと暑かったですし、LOFTの袋の印刷も、ツメでこすれば剥がれるような安い作りをしていました。 というわけで、(3)西武LOFTの袋、が正解です。 当たった方、おめでとうございます。 しかし、朝起きたら両眉毛がくっついているなんて、想像もしなかっただけに、個人的にはかなりの衝撃を受けた事件でした。 びっくりしたなぁ、もう。 今回の結論; 枕のすぐ横にLOFTの袋を置き、それに顔を押し付けて眠ってはいけません。(そんなことしねーよ) |
1999/10/30 no-be-