戦慄の小便小僧

戦慄の小便小僧


先日、こと座流星群を観に福島の方に行ったのですが、その道中でなかなかインパクトのあるアイテムをつくっている場所を発見したので報告します。

下里工芸


上記のように「下里工芸」という置物加工業者がありまして、この店はお稲荷様とか庭用の置物などをつくっている所のようです。
例えば、こんなのとかを作っているみたいです。

こんなの

しかし、このヘルメットは誰がかぶらせたのでしょう?まったくもう、面白いじゃないですか。

まともなものに混じって、こういうあやしいオブジェもありました。
はい、どうぞ。

モンロー!

おそらくマリリンモンローなのでしょうが、その顔は田舎のおばさんにしか見えません。

しかーし、すぐにそんな置物は、ほんの序の口に過ぎないことが分かりました。強烈な個性をぷんぷんと発散させている小便小僧を発見したのです。

ばばーん!

小便小僧!

これはかなりキてます。
はい、どう見てもドラえもんです。それにしては顔から下が妙にスリムで妙に筋肉が付いていて、不気味この上ないシロモノですね。なによりも、小便などしないはずのロボットを強引に小便小僧にしてしまうあたり、実にコンセプトが凶悪です。
よく見ると白いはずの4次元ポケットが黒く、首に付いている鈴が黄色いカラータイマー状態で平面に張り付いています。まるでアメ横の出店で売っているニセモノTシャツのデザインのようです。パチモンここに極まれり、といったところでしょうか。
我々は猛烈なる脱力感を感じる以外に、なすすべがありませんでした。

しかし小便小僧はドラえもんだけではありませんでした。アンパンマンシリーズも軒並み小便小僧化されていたのです。

アンパンマン#1 アンパンマン#2


ちなみに、ここには掲載していませんが、カレーパンマンやバイキンマンもありました。 凄いのが、ロールパンナちゃんとかメロンパンナちゃんとかの女性キャラまでも同じ型で小便小僧にしてしまっていること。 構造的に考えて、正面には出ないでっしゃろ?
そのせいで、何とも言えない倒錯した違和感を絶妙なまでに醸し出しています。


というわけで、いくつか紹介しましたが、これらの写真を見て衝撃を受けて下されば何よりです。 通りすがりに偶然発見して、わざわざ車を戻して写真を撮った甲斐があったというものです。
下里工芸さんには、これからもファンシーな題材で小便小僧シリーズを続けて欲しいですね。
そうだ、サンリオシリーズなんかどうでしょう。キキとララのデュアル小便小僧とか。それを、けろけろけろっぴが受けて、「カエルの面に小便」状態になるの。

というわけで、興味のある人は下里工芸さんに連絡してみてください。 連絡先なんて全然知らないけど(笑)

今回の結論;
 がんばれ、下里工芸。著作権なんかに負けるな!(法的には勝てないけど)




  1999/05/04 no-be-