へび玉

壮絶!へび玉実験室


みなさんは「へび玉」をご存じでしょうか。
花火の好きな男の子なら、誰でも知っているアイテムです。
黒くて短い円柱のような形をしていて、火を点けると、黒くて怪しい「ふ菓子」みたいなものがシュルシュルシュルと蛇のように出てくるヤツです。
花火の仲間でありながら、少しもキレイでないばかりか、まるで排泄物のような黒いニョロニョロが出るところが大変男らしいんですよ。言わば、ストイックで硬派な、花火の異端児です。

普通はその円柱の玉6〜8個くらいが一袋に入って50円〜100円くらいで売っています。
で、我々はあれをまとめ買いしました。
それも丸ごとシート単位で。
・・・イヤな「大人買い」ですね(笑)。
これを全部まとめて一気に火を点けるとどうなるか?
・・・というのが今回の実験テーマであります。


写真を見て数えると分かるのですが、1シートには例の袋がだいたい40袋ほど付いています。
で、その中にへび玉が8個入っていると仮定すると、8×40=320。へび玉は全部で320個あるという計算になります。(残念ながら正確な数はもう覚えていません。もうすこし少ないかもしれません)

さて、これら全てをピラミッド状に積み上げます。
手が真っ黒になる、結構地道な作業だったりします。
写真だと光の加減で小さく見えますが、結構うず高いピラミッドなんですよ。



で、積み上がったところで点火しましょう。うりゃ!
シュボボボボ・・・・
これに火を点けると、320匹のへびが、あちらこちらからニョロニョロと出てくるのでしょうか。
・・・あっ!?

に゛ょろに゛ょろに゛ょろ
なんとへび玉は、へびが別々に320匹出るのではなく、それら全てが合わさって1つの巨大なへびと化したではありませんか。



ラストシーンにたくさんの化け物が合体して1匹の巨大な蛇になる・・・まるでゲームやアニメのボスキャラみたいですね(笑)。
ちなみにこの間、壮絶な量の煙が発生しました。風下にいると何も見えず、呼吸困難に陥ります。困るなぁ、メーカーさん。でもまあ、1シートまるごと点火なんていう暴挙は、メーカーも予測していないでしょうけどね。

しかしまあ、こんなにでかいのですよ。



なんか、彼がした大便に見えますが、断固として違います。

実体はとても軽いので、手でシャリッと潰れます。そして、風が吹いたらあれよあれよという間に飛んでいってしまいましたとさ。(おいおい)
ちなみに我々の印象が悪くなるので、このあと地面を見たら真っ黒で、その汚れがなかなか落ちなかった事は敢えて書かないでおきます。

そうそう、危険だからよい子のみんなはマネしちゃダメだぞ。

今回の結論;
 へび玉は、アニメやゲームののラスボスである!




  1999/04/26 no-be-