前回は「過去缶」を紹介しましたが、今回はその続き「未来缶」の紹介です。 正式名称は「未来から落ちてきたカンヅメ」といいます。 ![]() これが未来缶が入っていた箱です。 過去缶と同じくらいの大きさです。 ちなみに、表面に「こわれもの」と印刷してあります。そんなこと過去缶には書いてありませんでした。こわれものが入っているのかと期待して開封したものの、結局、缶の材質や内容物は似たようなものでした。 ![]() 開封しました。 未来っぽいカプセル型をしています。 これまた7種類のおもちゃが入っていました。 未来缶に入っているオモチャは、過去缶に入っているオモチャよりも「科学指数」が上がる反面、「脱力指数」が下がっていました。 つまり、前にも増してツッコミがいのない中途半端アイテムということです。 今回も、カンヅメの中に何が入っているか純粋にレポートしたものと割り切って読んでください(泣)。 ![]() あなただけのナンバー入りだよ ちょっと安っぽいながらも、金属製の名刺ケースです。 これにもシリアルナンバーが振られています。過去缶のシリアルナンバーは13万台でしたが、これは23万台の数字でした。10万個も差がついているとは、やはり未来缶の方が人気があったということですね。 ![]() キョロちゃんが浮いてる!? キョロちゃん人形の入ったキーホルダーです。磁石の力により反撥し、人形が透明な筒の真ん中あたりをフワフワ浮くという設計になっています。さすが未来缶。科学的な工夫がしてあり、ちょっぴり「へぇー」と思わせます。 でも笑いが取れないので、わたし的にはとても悲しかったり。 ![]() 金属のパーツを台座につけて遊んでね 台座が磁石で、金属のパーツがくっついて形をつくれるというもの。こういうオモチャ、昔売ってましたねぇ。 でも致命的なのはパーツが少ないこと。何かオブジェをつくろうとしても、途中で絶対にパーツが足りなくなり、せっかく沸いた創作意欲を持て余してイライラすることになります。(泣) ![]() 今だけ、2001年限定キョロちゃん マスコットが入っています。 過去缶にも入っていた金色のキョロちゃんです。 欲を言えば、過去缶と未来缶でデザインの違うものをつけて欲しかったです。 ![]() テーブルなどなめらかな平面の上で ゆっくりすべらせてみてね マークが北の方向をさすよ 地球っぽいデザインをした球体です。 おもりと方位磁石により、同一方向(北)を向くという、コンパス系カー用品みたいなものです。 ただ、精度が極めて悪いので、方位磁石的としては使い物になりません。 なめらかな平面をすべらせてみたところ、大体同じ向きのままで転がり、なんとなく不思議っぽいです。 それにしても磁石アイテム多いなぁ。あまりコストをかけずに面白い効果が出しやすいってことですね。 ![]() まん中から左右に10回くらいねじって平らな ところに置くと、ゆっくり動き出すよ ※ねじりすぎると中の輪ゴムが 切れることがあります。 球のちょうど半分のところでねじれるようになっています。 実際にねじって机の上に置いてみたところ、予想のつかない妙な動きをして面白いです。 でも、ジョン・カーペンター監督のB級カルトSF映画「物体X」の名前を冠するからには、突然、球体が割れ、中からグロテスクな生命体が、内臓らしきものを撒き散らしながら飛び出してほしかったです。(ムリだろ) ![]() 1枚取り出して手のひらにのせてみて しばらくすると動き出すよ 最後のおもちゃです。 この紙みたいなものが動き出すのか!? 説明書の指示通り、手のひらに乗せて、ドキドキして待ちます。 ![]() どんな風に動き出すのかと思ったら、うにゅーっと、しなって終わりでした。(涙) おそらく膨張率の違う物質が貼り付けてあり、それが手のひらの熱で膨張するために、しなってくっつくのでしょう。 ![]() この未来缶にも過去缶同様、ストーリーがあります。 で、この設定を簡単に紹介しますと、 地元農民の一人が未確認飛行物体らしきものと遭遇した。彼はその遭遇から3ヶ月間姿をくらまし、再び皆の前に姿をあらわした時は手に光るカンヅメを持っていた。彼は何と2099年の地球を見て来たのだった。その時のカンヅメがこの「未来から落ちてきたカンヅメ」である だそうです。 解説によると、このカンヅメは、2099年つまり22世紀直前のテクノロジーを詰め込んだアイテムということになります。 ということは、100年近く経っても、全然テクノロジーが進歩してないってことか?(涙) 100年違うということは、明治時代と現代ほど違うというのに・・・ きっと、2099年までに核戦争か何かが発生して文明が衰退したに違いありません。 ああ、印隠滅滅たる地球の未来。 ![]() こうして、「過去缶」「未来缶」ともにコンプリートし、おもちゃのカンヅメの攻略は終了しました。 費用もまあそれなりにかかりましたが、どちらかというと大変だったのは、チョコボールを食べきることでした。 最初のうちは、チョコボールを手につかめるだけつかんで口の中に入れ、「うわー贅沢」などと喜んでいたりしますが、だんだん飽きてきて表情が乾いていきます。 チョコボールを大きい容器にまとめて入れたため、犬のエサだか鹿の糞だかにしか見えないのも、士気低下に拍車をかけます。 そして、20箱ぶんも食べると、アゴが疲れて痛くなり、「わしはもうチョコボールなんて見たくないんじゃー!」となるわけです。(買ったのは全部ピーナツでした) この企画を実行する前の私はチョコボールをたくさん食べるとアゴが痛くなるなんて想像もしませんでした。 このまま毎日チョコボールを食べ続けると、当然、体重も増加するでしょう。 実は以前、チョコレートたっぷりのバレンタインラーメンを食べた時、おでこに吹き出物が出たことがあり、それもイヤなものがあります。 最終的に、会社に持っていって、残業をしているみなさんに食べていただきました。喜ばれましたが、全然本意でないのは言うまでもありません。 などと、全てが終わって回想しているかのように書いておりますが、実はおもちゃのカンヅメ攻略は終了していなかったのです。 今回のおもちゃのカンヅメ「過去缶」「未来缶」には、それぞれこんな紙が同封されていました。 ![]() 2001年限定キャンペーン 応募券2枚(あと1枚)を集めた方に、もれなくひみつのカンヅメ「時のカンヅメ」をプレゼント! おもちゃのカンヅメに入っている応募券2枚と、金のエンゼルがついたくちばしなら1枚で1缶、銀なら3枚で1缶プレゼント。 時の缶詰って? それは「時の流れの柱」というものを中心に、今まで見たこともないキョロちゃんが織りなす、光と音の世界が缶の中にくりひろげているらしい。 21世紀スタートの2001年を記念して作られたこの缶詰、どうやら時計ではないらしい。 ・・・ 時のカンヅメ? 金なら1枚、銀なら3枚・・・ 私はエンゼルをまた集めなきゃいけないのね? とりあえず、今度またチョコボールを50箱くらい買ってみるか・・・ うぐぐ。 今回の結論; 戦いはまだ続いていた。 |
2001/4/23 no-be-