これは、以前、友人の別荘で誕生日のお祝いをした時の真実のドキュメントです。 今日はO君の誕生日。おいしいケーキでお祝いをしようということになりました。 ちなみに、雰囲気を出すために、プレゼントにバラの花束まで買ってる・・・アホや。 ![]() ※ここで「どうしてバーベキューの網にケーキが乗っているの?」と疑問が浮かんだ人はとても鋭いです。 さて、ケーキには年齢の数だけロウソクを刺すことが多いですが、ロウソクではフツーすぎてつまらないだろう、という話になりました。(そういう話になるところが我々の冒険者たるゆえんです) よく、お洒落なバーで、カクテルに小さな花火がついていることがありますよね?今回はそれを再現しようというコトに決定。 でも、お洒落で小さな花火よりも、長い間光る花火の方が、長時間楽しめるという判断のもと、なるべく長い花火を購入。40cmもの花火を意気揚揚とケーキ表面に刺していきます。 なんか、ハリネズミ状態でケーキ表面のメッセージも読めなくなってますが、我々の間では、よくある話です。 ![]() というわけで、花火に点火しました。まあ、キレイ! ちょっと威力がありすぎるような気もしますが、お洒落で小さな花火など、我々には似合いません。これでいいのです。 ただ、ローソクの炎を吹き消すという、誕生日ケーキのお約束事を実行するのは難しいかな?どうしよう・・・ ![]() その時です!! 急にボワッ!という音がし、あたりが明るくなりました。 どうやら、全ての花火に点火したため、温度が一気に発火点に達したらしく、花火全体が火に包まれたのです。 これは予想外です。長時間もたせようと思っていたのに、これじゃすぐに燃え尽きちゃうよー。 しかも、近づけないほどの高熱。 ![]() 案の定、花火はあっという間に燃え尽きました。 なんだかしんないけど、ケーキの表面もメラメラ燃えてる。しかも、ケーキの生クリームか何かがダラダラと溶けてきました。 この時点で、O君はすでにローソク(花火だけど)の炎を吹き消すという、誕生日ケーキのお約束事を完璧に放棄していました。 ![]() というわけで、ケーキは見るも無残な物体に早変わり! よっぽどの高熱だったらしく、なんと、底のアルミニウムが溶けています(左下)。 どうにも食べ物に見えないのですが、そのまま捨てたのでは、食べ物の神様にしめしがつきません。もったいないオバケに憑き殺されるのも遠慮したいところです。 ![]() 我々も漢(おとこ)の端くれ。責任は取らなければ。 花火の燃えカスを除去し、ケーキをみんなでちゃんと食べることにしました。 あれ・・・なんかこのケーキ、あったかいぞ。 それに、明らかに火薬の味がするんだけど、まあ、きっと気のせいでしょう。人間、結構丈夫なもんです。 ![]() なんか、みんな、釈然としないものを感じながら、とりあえず、ごちそうさま! こうして、予想を遥かに上回る、熱い誕生日になったのでした。 いやー、花火には「まとめて火をつけないでください」って注意書きがあることが多いですが、それがよーくわかりました。 燃えよ!ケーキ! 今回の結論; ケーキに火をつけるときは屋外でやりましょう。 |
2000/7/10 no-be-