その看板の読み方は?


こういう中華料理店の前を通りかかりました。

看板

この店の名前は「春夏冬」。
何と読むのでしょうか?

看板


仲間内から、色々と説が出ました。

「普通に読むと、『はるなつふゆ』だけど、そうじゃないよね」
「全部音読みだと『しゅんかとう』
「何か意味があって、特殊な読み方をするんじゃないかな?」
「そうだろうね・・・・」
「春夏冬・・・って、秋がないのか」
そのとき、那珂川さんが閃きました。
『あきない』じゃないですか?」
「なるほど、『商い』とかけてるのか!」
「きっとそれに違いない」
「何度食べても『飽きない』ともかかっているかも」
「おお、深い名前だなぁ」
一同はその店主のネーミングセンスに敬服しました。


さて、数日後、夕食をその店で食べる機会がありました。
その時、店のおばちゃんに店の名前を確認しました。

「ところで、この店の名前って『あきない』って読むんですか?」
「ああ、店の名前ね」
おばちゃんは答えてくれました。
「確かに商いなんだけど、『しゅんかとう』と読みます」

しゅんかとう・・・って、あんた、そのまんま音読みやんけー!!
東京人の私ですら、関西弁でツッコんでしまうほど、ショックを受けました。
勝手に店主のネーミングセンスに敬服していただけに、その店を出る際、妙な寂寥感が私を支配してしたのでした。


今回の結論;
 勝手な想像で店主のネーミングセンスに敬服していてはいけません。



  2003/8/9 no-be-