ミルクホールでおあいしました

ミルクホールでおあいしました


まだMilk Hallのドアをあけたら
今でも声かけてくれるかしら


美里のアルバム「BREATH」の4曲目に「Milk Hallでおあいしましょう」という曲があります。
そしてこの「Milk Hall」のモデルになった「ミルクホール」という店が、美里が通っていた都立松原高校の近くにあるとのこと。高レベル美里ファンのホームページのいくつかで紹介されています。
私としては、ミドル級美里ファンを自称する身ですので、行かなければならない場所であるとは認識しておりましたが、いかんせん正確な場所を知りません。
そんな折、知り合いがその松原高校の卒業生であり、しかもミルクホールの場所を知っているということが判明しました。ラッキー。
しかしながらその知り合いはミルクホールのことを「渡辺美里のファンがたまに訪れて、がっかりして帰ってくる所」だとも言ってました。どんなところなんだろう。謎は深まるばかりでございます。

というわけで、会社を休んでミルクホールに行ってきました。なにしろそこは、日曜日はやっていないのです。


京王線または東急世田谷線の下高井戸駅を下車し、商店街をしばらく進んで右折すると松原高校があります。

松原高校

なるほど、美里はここに通っていたわけですね。
そしてくだんのミルクホールはここのすぐ近くということで・・・

すると、松高正門の斜め向い側になにやら「氷」と書かれた店のようなものが・・・

???

はい、ミルクホールってば、かき氷屋なのです。
んー、なんか民家を改造した店みたいですね。

ミルクホールのドア

ウェスタンな両開きドア。そのドアには(おそらく手作りで)「ミルクホール」と彫られています。
独特の雰囲気があり、松高の人は誰もが存在は知っていても、入ったことがない人が多いとのことです。私の知り合いも、在学中は入ったことはなかったとのこと。
さあ、入ってみましょう。


店内

中は、20人も入れないような席数。美里のコンサート当日ともなると当然ながら満席で、外に長蛇の列ができるようです。
ここは松高ラグビー部御用達の店らしく、壁にはラグビー部の感謝状が額に入って所狭しと飾られています。そして美里のコンサートのチラシとかも飾られています。
ちなみに美里はラグビー部のマネージャーでした。


メニューはかき氷200円から。他にもやきそば250円とか、ペプシ90円などなど。安いなぁ。

メニュー

今気がついた。氷イチゴと氷レモンがあるのに、なんで氷メロンがないんだろう。って、どうでもいいか。
ちなみにメニュー右下に「二グロ」という怪しいメニューがあります。おそらくNHKで放送不適当用語に指定しているであろう名称ですが、これは材料が色々入ったデラックス版かき氷そうです。ラグビー部がそう名づけたとか。


私はカルピスあんず300円を注文しました。

カルピスあんず

なぜかというと、美里はこれが好きでいつも食べていたからです。
底にあんずが2個入っており、確かにおいしいです。


店のおばちゃんに美里ファンである事を告げると、美里ファン用ノートを出してきてくれました(たくさんあったうちの最新ノート)。

ノート

その中には、全国から来た美里ファンの熱い想いが書きこまれていました。当然私も書きました。
中には美里関係の新聞の切り抜きも貼ってありました。なんでも、美里ファンが新聞記者になり「自分が書いた美里の記事です」と言って持ってきたとのこと。おばちゃんはそういうファン達の行動を十数年も見守ってきたのです。

おばちゃんはとてもきさくな人で、色々なことを話してくれます。
しかも、初めて訪れたどこの馬の骨とも知れない私に今川焼きをご馳走してくれました。ただ300円のかき氷しか食べていないのに。
うーん、メチャメチャいい人じゃないですか。
ちなみに、撮影およびホームページ転載について、快諾していただけました。

営業日について。 今年は10月下旬から来年の5月までお休みだそうです。さすがはかき氷屋。
営業時間は普段は18時までです。
ただ、おばちゃんの気まぐれで、営業時間は変動します(笑)。
おばちゃんは混声合唱団に入っていて(今度ロシアに歌いに行くらしい)、その練習やら何やらで早めに終わったりします。
そういうときはドアに「本日都合により5時閉店とさせていただきました」とか「明日は2時から開店します」とか書かれた紙のきれっぱしが貼りつけられています(笑)。

きれっぱし


というわけで、美里ファンなら1度は訪れたい場所。ファンを自認する方は行ってみてはいかがでしょうか。決してオシャレな所ではありませんが、おばちゃんの暖かさと美里ファンの想いが詰め込まれた店なのは間違いありません。




  2000/10/03 no-be-