アンパン男「きみ、おなかがすいているんだろう?たべる?」
子供「ひっ!」
アンパン男「みたところ、きみは、はらぺこだ。おたべよ」
子供「な、なにを?」
アンパン男「ぼくの顔」
子供「ひいいっ!」
アンパン男「こわがらなくてもいいよ。ぼくの顔はおいしいんだよ」
子供「おいしい・・・って、それ、たべれるの?」
アンパン男「さあ?」
子供「そ、そんなのたべたくないよう」
アンパン男「だいじょうぶさ。勇気の花のしるもはいってるっていうはなしだよ。勇気がわくよ。おそらく」
子供「でもそれ、たべかけみたいだけど」
アンパン男「これはさっきこうえんで昼寝していたら、おぎょうぎのわるい犬がたべたんだ。二度とそんなつまみぐいができないように、このよから消してやったけどね」
子供「ひぃ〜〜っ!」
アンパン男「あっ、ごめんごめん。びっくりさせちゃったね。えーと、それじゃあ、ぼくがたべてみせるよ。それでだいじょうぶだったら、たべるんだよ」
子供「・・・・」
アンパン男「じゃあ、ほらパクッ。モグモグ。たべた、たべた。ああ、おいしいな・・・うっ?あっ?・・・ゲボッ!ゴボゴボゴボ!」
子供「ぎゃーーーーッ!」
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