森永チョコボールのエンゼル判別
マル秘テク


森永チョコボールの当たりエンゼルを、開封せずにお店で判別する方法のマル秘情報を入手しましたので、ご紹介します。
さんざんチョコボールを買った上で確立した理論だそうです。





まず初めに、エンゼル付きのパッケージ(当たり)とエンゼルなしのパッケージ(ハズレ)識別の原理と、その根拠について説明します。

エンゼル付きとエンゼルなしのパッケージの違いはというと、エンゼルがついているかいないかです。(当たり前ですが)
しかし、その当たり前なことが最も重要なのです。
チョコボールのパッケージを展開してみますと、天面、側面、底面、くちばしがすべて一体となっています。
つまり、一枚の紙から作られていることがわかります。 

エンゼルマークに使われている金色や銀色は、ハズレのパッケージには使われていない色です。
それは印刷工程において別なラインを通っていることの証明になります。
印刷→裁断→組み立ては当たりとハズレで別のラインで行われ、最終的な箱詰めの段階で当たりとハズレをまぜて出荷されているのです。
印刷のラインが違うため、仕上がった製品にも多少の違いが出てきます。
普通に見ただけでは区別がつきにくいですが、「多数派のハズレ」と「少数派の当たり」に分かれるのです。
エンゼルマークをゲットするにはそこを狙うのです。

それでは違いが現れやすい場所を紹介します。

(1)裁断時のバリ
パッケージを打ち抜く際、最後に切り取られる部分にバリができます。これは天面や側面の糊付け部にあることが多いです。
このバリの位置が当たりとハズレでは若干ずれていることがあります。
若干のずれですので、普通に見ただけでは気付きません。7〜8個手に取り、そろえて斜め上から見るとわかりやすいでしょう。

(2)賞味期限の印刷
印刷されている位置、文字の大きさや太さが違っていることがあります。
これも数個を一緒に持って見比べると一目瞭然です。
賞味期限の日にちが違うものがまざっている事もありますが、これは販売店側が残り少なくなったカートンのチョコボールを、まだたくさん余っているカートンに移しかえたからだと思われます。紛らわしいですが気をつけてください。
(カートンとは20個セットの箱のこと)

(3)くちばしの折り線
天面にはくちばしが折れやすいように最初から線が入っています。
この位置の違いを同じように数個並べて探して見ましょう。
赤色と黄色の境目に線が入っているので、その境目と色の境界部を基準にすると見分けやすいでしょう。

(4)インクの色
別ラインで生産されているとゆう事は当然インクの補充も別々です。
同じ色に見えても微妙に色に差があることがあります。
天面のくちばしの黄色や、印刷してある文字の太さ等がわかりやすいと思います。
しかし慣れないと識別は難しいかもしれません。

(5)包装フィルム
包装フィルムには、はがす為に金色テープのついた「あけくち」があります。
このフィルムを見て、テープの出具合や切り込みの入れ具合が、他の物と比べて若干違うものがあります。この製品はあたりの可能性が高くなります。

(6)不慮の印刷ミス
これは確率的にはかなり少ないですが、原盤の傷やゴミの付着によってインクの抜けや別な色の付着がまれに見つかることがあります。
非常にまれなことなので、見つかったらラッキーぐらいに思ってた方がいいです。

その他にも糊付け部のずれ、パッケージの折り目の位置、重ね合わせの量など、細かい部分にいろいろな違いが現れることがあります。ちょっとした違いも見逃さないように心掛けましょう。
 
ここに挙げた例が、必ずしもすべて現れるわけではありません。
製造時期や製造場所によって色の違いが顕著だったり、バリ位置のずれが大きかったりします。
もちろん当たりとはずれの見分けがつかないほど完璧に近いカートンも存在します。
いくつかのポイントを臨機応変に組み合わせて識別に役立てることが重要です。

調べる方法としては、まずチョコボールがたくさん置いてある店を探します。
できれば20個入りカートンごと並べてあるお店がベストです。
比較するためには数がいります。
これが前提条件です。
そして20個入りの大箱に入っている場合はそのまま、バラ売りの場合は側面を見て賞味期限が同じ物だけをなるべくたくさん揃えて持ちます。
そして天面のバリの位置、くちばし部分の黄色の色の違いを見ます。
チョコボールの断面図や缶詰の色、キョロちゃんの顔色も見ます。
持つ角度をいろいろ変えながら見ると色の違いはわかりやすいです。
それでもわからないときは側面の賞味期限の印刷を見比べます。

賞味期限をチェックする事は非常に重要です。
新しいカートンだと思って識別をし一つだけ特徴的なモノが見つかっても、実は売れ残った数個を新しいカートンに入れ直して販売されている事が多いのです。
そうなると見分けるのが非常に困難になります。
製造時期が違うハズレの箱が一つだけ混ざっていることによって非常に際だった特徴が現れるのです。
賞味期限は必ずチェックし、同じ賞味期限同士のモノを比較するようにしましょう。

ここまでいろいろ説明してきましたが、近年ではメーカー側でも対策がなされ、複数のラインで作られたモノを一つのカートンに詰めるなどしてハズレ同士でも違いが現れる現象が出てきています。
それにより、当たりと思って買ってもはずれることが多くなってきました。
そのような対策に惑わされず当たりを引き当てることは困難ですが、上記の識別法を使えばなにも考えずに買うよりは、遙かに高い確率でエンゼルを引き当てることができるはずです。

5〜6年前はこれらの違いははっきりとしていました。このため、ほぼ100発100中で当てることができました。
年々印刷の精度が上がってきたため今では100発100中とはいきませんが、怪しいと思うものは買わずに確実に「これだっ!」という物だけを買えば、今でもかなりの確率で当てることができます。
手っ取り早く当てたいのでしたら、確率は下がりますが怪しいと思った物はどんどん買った方がいいでしょう。

金のエンゼルについても触れておきます。
金のエンゼルは本当に滅多に当たりません。
噂では25〜50カートンに1個(500〜1000個に1個)とも言われています。
それに比べて、銀のエンゼルは比較的よく出現します。
だいたい1カートンに1〜4個はあるようです。

この方法を踏まえ、自分なりに工夫してチャレンジしてください。
良い結果が出る事をお祈りしています。



今回の結論;
 カートン単位に比較できる店を探すのが大変ですが、それさえクリアできれば有利になるでしょう。知っていて損はない知識ですね。ちょっとしたウンチクとしてひけらかしてみてはいかがでしょうか。



  2001/5/31 no-be-